15:00〜16:20
IBM、日本IBM、大和事業所の説明
IBMの前身はひき肉を作る機械を作っていたそうです
その後 IBMに社名変更し タイプライターや手動計算機、自動計算機を手がける。
IBM Computer Museum れきし館
現在
ノートは いつでも(薄く軽く)、何処でも(バッテリ、トラックポイント)、誰とでも(有線、無線)を大和事業所で研究している
東芝との合弁でLCD事業も手がけているが、ThinkPadには他社LCD製品も採用している(安定供給等の為)
日本向けのThinkPadは大和事業所で開発して藤沢で製造→大和事業所で試験、評価
ThinkPadの説明
世界的にヒットしたTP700は最初トラックボール採用案もあったが、既にアップルが巨大なトラックボールを
搭載した操作性の良いマシンが有ったので、トラックポイントを開発にTP700に採用した。
(オプションでは外付けトラックボールも当時あった様です)
ノートの最先端技術を開発している
ダイバシティーの無線LANを内蔵したモデル(USでは既に発売済み)
筐体の材質の改良(薄く軽く)
CPUの熱をLCD部へ逃がす技術(ヒートパイプでLCD部のヒンジまで熱を持っていきヒンジよりLCD部へ熱を逃がす)
ワイヤレス 技術、ブルートゥース 近距離の周辺機器用(プリンタやハンディーフォン用) 802,11b
の無線LANの実用化
試験
携帯電話試験→放射エネルギーの強い携帯電話をThinkPadに近づけての試験
熱官能温度試験→人が触って熱くないか。底部、パームレスト、キートップなど
CD振動試験→CDドライブを動作させて不快な振動や音を発生しないか。
落下試験。
コーヒーやコーラをこぼして、乾燥後動作するか
温度→ -20℃〜+60℃までテスト
ThinkPad Exhibition Hall デザインは素晴らしいですが、重くて不案内なWebサイトです 赤丸を押しましょう。
16:20〜17:40
質疑応答 Q、見学者の問い A、IBM側のコメント
Q、マイクロDIMMの採用は今後ありえるか?
A、マイクロDIMMの優位性が見出せない、メモリの種類が増える事になり互換性が失われるので現在未定
Q、PC110のような小さなマシンは今後発売の可能性はあるか
A、可能性はある、開発は止めていない。
Q、今後 Ethernet 搭載を主力とする予定は有るのか?
A、家庭用もEthernetの搭載を進める。
Q、トラックポイントってどんなメカニズム?
A、セラミックの支柱に厚膜印刷抵抗と言う歪にて抵抗値は変化する物をX軸、Y軸に貼り付け
その抵抗値の変化で方向や強さを検知している
Q、X20の Enterキーは鍵打音が大きい(ペチャペチャ音がする)
A、キーボードを大理石等の固い物に置いた状態では、ほとんどのThinkPadは同一のキータッチです
しかし 組み上げたり、キーボードの下にPCスロットがあるのか、HDDが有るのか、CDドライブなのかによって
キータッチは変化する。今後も研究改善する。
Q、DBCAシリーズは故障が多かったように見受けられますが、製造ラインなどに問題があったのでしょうか?
A、データ等は公表できない、しかし問題があれば対応します
Q、10.4のXGA液晶採用はずいぶん出遅れた印象があります
A、10.4インチのXGAは年配者には見づらい時も有るので、スクリーン・マグニファイヤー(全画面拡大)も同時に提供
Q、IBMとして推奨のリナックスのディストビリューターは有るのか?
A、特にない、しかしRedHat
TurboLinux等デバイスドライバーの提供をする
Q、LCDの2社購買にて 数台並べると色に違いがある(青っぽい、赤っぽい)
A、出来るだけ色を合わせるようにメーカーを選んでいる
Q、240Zの次は出ないの(3桁のThinkPadはZで終了なら NEWモデルが次に出るの)?
A、ご想像におまかせします
事業所見学
(半)無響室
オーディオメーカに有るような試験室で、
反響を吸収するグラスウールで出来たクサビ状の壁の厚さが1.2mもあります
残響試験室
音のメートル機と呼ばれる と言うホワイトノイズの基準機がありました
電磁波試験室(正式名称失念)
機器の前後左右から発射される電磁波を10m離れた位置から測定します
やはり CPUやパターンから漏れるようです
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