HDD
○カリカリ定期的な音がして起動しない
・原因
HDD回転軸の劣化
稼動中に衝撃を加え 円盤にキズ
HDDへの電気的なダメージによるロジックの損傷
・予防方法
バックアップを取る習慣をつける
ノートパソコンに振動を与えない
IBM
ハードディスク・アクティブプロテクション・システム採用のマシンを選ぶ
HDDは消耗品です定期的に交換する
高耐久のHDDを使用する
・対処方法
新しいHDDにてリカバリをする、OSをインストールする
壊れたHDDからのOSやデータの復旧は困難です
ThinkPad本体 LCD
○全白、全黒、点滅
・原因
液晶パネルへのフラットケーブルの劣化による割れ、断線 コネクタの接触不良
蛍光灯を点灯させるインバータの劣化(コイル焼け、コンデンサ劣化)
蛍光灯の劣化、断線
・予防方法
LCDの開け閉めの回数を減らす
必要の無いときはモニタを切る
輝度を控えめにする(暗くするという事です)
・対処方法
IBMへの修理依頼
○一本筋がはいる
・原因
LCD内の1ラインの半導体劣化、損傷
・予防方法
予防法はありません、突然筋が入ります。
気をつけるとすれば
衝撃を与えない
落雷が近づいたらコンセントやモデムモジュラージャックを抜く
・対処方法
IBMへの修理依頼
○LCDパネルのドット不良は基準内であれば故障ではありません。
(例)ThinkPad X22、X23故障判断基準
明るいドットが 8 個以上、暗いドットが 8 個以上、または明るいドットと暗いドットの合計が 9 個以上。
ThinkPad本体 キーボード
○押下しても反応しないキーが4個有る、起動時にBIOSで201などのエラーが出る
・原因
キーボード内の信号線の断線(通常4個ほどのキーが同時に利かなくなる)
劣化による接触不良
コネクタの緩み
ほこりの混入による鍵打不足 (下まで押下しない)
ゴム(お椀状)の外れ、傾き、ズレ (キーボードによって構造が異なります)
・予防方法
振動を与えない
ThinkPadの近くに珈琲やお茶を置かない
・対処方法
IBMへの修理依頼
キーボードの交換
ThinkPad本体 システムボード(デスクトップの場合はマザーボード)
○起動時にBIOS(バイオス)にてエラー表示
0175 Bad CRC1 Stop POST task CRC2
IDE Secondary Channel Master Drive Error
など
・原因
システムボード内の各チップとの信号のやり取りに矛盾があり起動できない
チップやモジュールの不良、焼け、サーキットのショート、CFコネクタなどの変形やショート
・予防方法
振動を与えない
PCMCIAやCF、USB、ACアダプタなどの抜き差しは丁寧に行う
高温の場所で連続稼動は控える
・対処方法
IBMへの修理依頼
中部ノートセンターへ依頼
○起動時に何も写らず 電源や三日月ランプのみ点灯、ファンのみ回転
・原因
システムボード内の各チップとの信号のやり取りに矛盾があり起動できない
チップやモジュールの不良、焼け、サーキットのショート、CFコネクタなどの変形やショート
BIOSチップのデータ損失
・予防方法
振動を与えない
PCMCIAやCF、USB、ACアダプタなどの抜き差しは丁寧に行う
高温の場所で連続稼動は控える
CPUファンを掃除する
ThinkPadのFanエラーも多いですが、やはり回転する部品は劣化や故障が多くなります。
お客様で出来ることは半年に一度程度 CPUファンをブロワブラシ等→ http://ibmpc.jp/item.cgi
?item_id=AIRBLOWERl など
でホコリを除去しホコリでCPUファンが詰まるのを防止しCPUをきちんと冷やす。
落雷が近づいたらコンセントやモデムモジュラージャックを抜く
日常 愛情を込めて取り扱う。
T40
T41 T42 T43 T60 T61 T500 Z60 Z61オーナ様へ 店長からご提案
店長個人でも使用しているT40ですが、片手で持ったり
ThinkPadに”ゆがみ”、”ひずみ”発生するようは持ち方は
ThinkPadのシステムボードにも負担がかかりビデオチップや
チップセットなどのパッケージの半田にクラックが入る場合があるようです。
・修理前、修理後を問わず
配慮して使用されることをご提案申し上げます。
・具体的な対策は、、、
ThinkPadは両手で持つ。
(片側だけ片手で持ったり、隅を片手で持ち上げる事は避けてください)
カバンなどに垂直に入れることは問題ありません。
・対処方法
IBMへの修理依頼
中部ノートセンターへ依頼
OS(ソフトウェア)
○故障ではありませんが起動時にブルーバックになったり ウィンドウズエラーが出ます
・原因
必要なファイルを捨ててしまった
ファイル内のデータ化け、損傷
安定していないソフトをインストールしてしまった
・予防方法
必要最小限のソフトしかインストールしない 余分なソフトやスクリーンセイバーなどはトラブルの元です。
必要の無い周辺機器は付けない
バックアップを取る習慣をつける
対応しているThinkPadならIBM
Rapid Restore Ultraを導入する
デバイスマネージャーに!が付いていても 支障なければ気にしない
・対処方法
リカバリする
お勧めは新しいHDDを用意してリカバリします
その後 不具合の出たHDDからUSB経由やセカンドHDDアダプタでデータを移動する
アプリケーションなど最初からインストールし直す必要があるので手間が掛かります
最後に
ACアダプタは純正品を使う
○現在のThinkPadはG40 T60 X60 を除き DC16Vです 18Vや20VのACアダプタを挿してはいけません。
またDC(直流)ですので極性があります 必ず対応したACアダプタを使いましょう。
ACアダプタのコードを椅子や机で踏んでいませんか? ショートや断線の元です。
改造は故障の元です
○改造やクロックアップは電源部や他のチップへの負担が増えチップ焼けやヒューズの断線、コンデンサの損傷に繋がります
改造バッテリも規格外の電流や発熱にて他のチップへダメージを与える可能性がありますのでお勧めしません
メーカ出荷時の構成は全体のバランスを考慮して設計されています、そのまま使う方が賢明です。
○最新のモデルにはセキュリティーチップが搭載されています、CPUの交換やキーボードを交換後BIOSをUPすると
セキュリティーチップが異常を感知して起動を止める事があります、CPUを戻しても起動しません.。
○CPUの交換はお勧めしません、各チップへ負担がかかり故障します、または電源が入らなくなります。
ThinkPadは床や椅子の上に置かない。
○床や椅子の上はThinkPadを置く場所ではありません、人が歩いたり座ったりする場所です、
当然ThinkPadが踏まれる可能性場あり 高価なLCDが割れます。
また子供の餌食になるような場所には置かない事が賢明です。
○お酒の席は水分が掛かる恐れがあります、また飲酒操作もトラブルの元です、
珈琲やお茶、花びんも近くに置かない方がよい
ThinkPadの横に有る本棚からCDケースが落下してLCDを割る事もあります。
LCDは薄いガラスと考えてください。
満員電車も過酷な条件でLCDが割れる事があります、考慮して持ち運びましょう。
○ThinkPadは両手で持つ
私も一度やってしまいましたが片手で持つと手が滑った時には落ちるしか有りません、
両手で持てば何とかなります、またそういう心遣いが大切です。
またシステムボードのひずみやゆがみが防止できます。
○ACコードは引っ掛けないように配置する
机からぶら下がったACコードを足で引っ掛けてThinkPadごと床へ落下します、
そのように配置した自分の責任です 足を引っ掛けた人を責めてはいけません。
大切に扱っても壊れるときには壊れます、、
○購入してすぐに壊れることもあれば、中古のボロボロのThinkPadでも何年も壊れないこともあります、
工業製品で民生機はコストも重要なことであり、一定以上の品質(故障率を下げたThinkPad)は何倍もの価格になってしまいます。
○ 放送局用(故障率の低い)のCDプレーヤと民生機のCDプレーヤは価格が何倍も違います
たとえば故障率の低い(高品質のコンデンサやチップ、プリント版の材質、実装の精度の追求)
200万円のThinkPadが出ても私は購入しません、20万円のThinkPadなら購入できます。
○故障した場合はThink
Pad が故障したら、、、も参考にしてください
購入1年以内ならすぐにIBMへ修理依頼をしましょう、またPC
Careで保守サービスの検討をお勧めします。
車やビデオカメラなど多くの部品で構成されている製品はニューモデルは控えましょう
ThinkPadも同様です、マイナーチェンジ後ぐらいが不具合も解消され価格も落ち着いていますが
ニューモデルも魅力があります、、大いに悩みましょう。
ThinkPadは生活を豊かにし楽にする道具でありよき相棒です。
あれもこれも気を付けなけらばならないのでは疲れます、 ある程度割り切り便利な方法で楽しく使う事を進めます。
またこの黒い箱の中には LCDとHDD、CPU、バッテリ、キーボード、ドライブなどが収められている事を良く考慮すると
自然にそれに適した取り扱い方が出来るはずです。
時々キーボードの中のほこりを掃除機で吸い取ったり、CPUファンにほこりが多く付着していたら掃除機で吸い取ったり
LCDの汚れを拭いたりするだけでも故障率は下がり、未然に防げることもあります。
ご案内 HDD交換 とThinkPadシステムボード修理は中部ノートセンターでも対応できます。
IBM lenovo and ThinkPad are trademarks of IBM lenovo Corporation.