ThinkPad Tablet


 


 

 

ThinkPad Tablet 1838-2QJ   発売時期 2011/10

LCDサイズ LCDタイプ CPU メモリ 
フラッシュメモリ
重量 ワイヤレス
標準
10.1型

ワイドIPS 液晶(1280x800ドット、1,677万色)、
ゴリラガラス(保護ガラス)、
マルチタッチパネル(6点)

NVIDIAR Tegra 2
モバイルプロセッサ
1.0 GHz
1GB
(LPDDR2 600MHz)
増設不可
16G 743kg 802.11b/g/n
ワイヤレスLAN (WiFi準拠)
 

 

特徴

・ThinkPad のタブレットです、スレートPCという言い方をする場合もあります。

・ThinkPad のタブレットなので、まさにThinkPad(創造の源 byPONTA訳)です。

・残念ながらiPadと比較されてしまいます、またiPadとは全く違うポリシーが欲しかった。

・工場出荷時のOSはAndroid 3.1Honeycombです。執筆時の2011/11/18でもThinkPadTblet用のAndroid 3.2は提供されていません

・OSが慣れていないので使い勝手が判らない(Googleアカウントが必要)。
 Androidをいかに使いこなすかがこのThinkPadTabletで生産性を上げるかに掛かっています
 今回もハードウエア面を中心にレビューしたいと思います。
 ルートを取ったりソフトウエアな活用法はその達人を検索してください。

・質感は良好、色づかいや筐体の手触り、スイッチの押下のタッチもThinkPadそのままで
 ThinkPadオーナーも満足です。

・持ち出したくなるデザイン、これでThinkPadオーナーも不本意ながらiPadを使うことなくThinkPadTabletを堂々と外で使えます。
 レノボさん→次はLePhoneをブラッシュアップしてThinkPhoneとしてThinkPadライクなスマフォを日本で展開してください。
 
・私がこのThinkPadTabletを普段使いにしようと思った一番の良い所はUSBから充電できる事です、
 ThinkPadTabletの充電口はマイクロUSBです。5Vで給電 MAXで2Aまで吸い込みます。

 他のタブレットは専用のACアダプタ(12Vや19Vなど)以外では充電できず(充電口も専用)
 持ち出すときはACの確保できる場所の心配とACアダプタごと持ち歩かなければならず荷物が増えます。

・Flashも動きます

・物理的なスイッチは LCDに近い部分(薄いグレーで細く線が印刷してある部分)を押すと気持ち良く反応する

・カメラにフラッシュ(LEDライト)はありません

・ThinkPadとは違いGPSやバイブレーターが付いている、Bluetooth はv3.0。

・USBを突っこむとマカフィはスキャンするので4Gで1分間ぐらい 待たされて不便。

・堅牢なのはよいことですが もう少し薄くて軽くして欲しい。

・外で使うにはポケットWiFiが便利、VPNを使う場合はVPNが通るキャリア、契約プランを選びましょう。

ICONIA TAB A500とほぼスペックが一緒

・ペンの有効的な利用法が判らず



簡単なソフト編 

・Androidマーケットが使える、タブレット用のアプリは少ない。
 スマートフォン向けのアプリが多く、ThinkPadTabletで表示させると不自然な場合がある。

・Googleは素晴らしいサービスが多く(Gmail、連絡帳やカレンダー、など)すべてGoogleに統一すると便利だが、なかなかそういうわけにもいかない。

・またLENVO App Shop(全く新規にアカウントを作る必要あり クレジットカードも必要、言語や通貨も選択できる) も用意されている。
 今のところLENVO App Shopの優位性が見出せない。

・標準でアプリが25個入っているが使用するためにはそれぞれIDを作る(IDが必要な)物が多い

 ちなみにメールに添付されたエクセルシートは 「保存」 を選択すると mnt/sdcard/Downloadフォルダに保存される。
 「表示」を選択すると Sheet To Go で開く。 SDカードは挿していなくても(sdcardディレクトリは存在します)

 SDカードは mnt/external_sd 
 USBドライブは mnt/usbdrrive

 
 

 

メーカーへのリンク    仕様表(PDF)  ハードウェア保守マニュアル - ThinkPad Tablet
   

 


 

Android マーケット お勧めアプリ

ファイルマネージャ HD (Honeycomb)  Wifi Analyzer  
 


参考iPad2との比較

lenovo ThinkPadTablet 16G Apple iPad2 16G WiFi
価格 47,040円 44800円
LCD解像度 1280x800ドット 1024×768ピクセル
CPU NVIDIAR Tegra  2 モバイルプロセッサ 1GHzデュアルコアApple A5
メモリ 1G 512M(非公式)
バッテリ 3.25A/h×(3.7Vを2セル)7.4V=24.1W/h
約9時間(WiFi使用時)
6.6A/h×3.75V1セル=25W/h
6
約10時間(WiFi使用時)
大きさ 高さ:260.4mm
幅:181.7mm
厚さ:14.5mm
重量:743g
高さ:241.2mm
幅:185.7mm
厚さ:8.8mm
重量:601g
カメラ 前面 200万画素
背面 500万画素
前面 30万画素(非公式)
背面 70万画素(非公式)
うんちく
・画素数が多ければいい写真が取れるわけではありません、レンズやCCDの構造が重要ですが詳細は不明。

・単位は重要です A/h=アンペアアワー  W/h=ワットアワー

・リンク iFixit is the free repair manual


 


画像は大きくなりますのでご注意下さい


  正面
 

ThinkPadですが、ノートパソコンではありません、
 

過去には↓こんなのもありました。

当時はペンコンピューターと呼ばれていました、

達人はIBM 9103をカーナビにしようと試みたりしたようですが

やはりIBM機 業務用に使用されていました

IBM 9103

IBM2435

Think Pad 730TE

  下側
 

スリーインワン・メディア・カード・リーダー 、SIMカードスロット、のカバー

ThinkPadTabletDOCKコネクタ、マイクロUSBコネクタ、MiniHDMIコネクタ、

 ヘッドホンまたはマイクロホンコネクタ
 

SDカードはフルサイズが入る


 

  右側面
 

電源スイッチのみ

起動はこの電源スイッチを5秒以上押すと

バイブレーターが一瞬動き起動のシーケンスに入る
 

  左側面

モノラルスピーカ、USBポートのフタ
 
上面
ボリューム UP Down ボタン 、ペンのヒモの穴、ペン
  背面

カメラ(500万画素)、マイクロフォン
  物理的なスイッチ と 下面のアップ

 
  カバーを開けると 
スリーインワン・メディア・カード・リーダー 、SIMカードスロットが見えます

WWANモジュールが装着モデル以外は
SIMカードにSIMやU-SIMを挿しても無駄です
  モノラルスピーカ、USBポートのフタ

フタを付けて防塵性や水の飛まつ性は高くなっていますが
USBは奥まったところにスロットが有り、
相変わらず挿しにくく 刺さらないUSBメモリもあります  

ちなみにThinkCentreやThinkPadも
奥まっていたり隣のUSBと近すぎで2本刺さらなかったり
不便な場合が多い
  ペン (この16Gモデルではオプション扱い)

いいアクセントになっています
  ペンを抜くとこんな感じ
  電源スイッチと 背面のカメラ(フラッシュは無い)
  付属品

・ThinkPad Tablet AC Chsrger



・ USB-マイクロUSBのケーブル

  充電時に2A流れますのでこの専用ケーブルを使いましょう

・オプションのペン (16Gモデルはペンは標準で添付しない)
 

  ThinkPad Tablet AC Chsrger は 5Vで2Aまで出力する事が出来ます。
(スペックはipodのACアダプタと同じ)

USBですので
ThinkPadに繋いでもThinkPadTabletがシャットダウンされていれば
充電することが出来ます、
しかし低速な(ThinkPadのUSBは通常0.5A程しか流せない)充電です。

ThinkPad Tablet AC Chsrger の約4倍の時間が掛かる計算です
  ペン
  ペン先と電池は交換できます
     


分解編

なぜバラ すかって?
 それはその向こうに未知の物体があるからです、見てみたいと思いませんか?
 

 
  やっぱりバラします、

ホームボタンの下に爪を押し込み上に跳ね上げます。

 
 

金属の棒を掴んでいるプラスチックを無理やり引き離す感じで
跳ね上げ外します。
  2個のボタンを外すと ネジが2本見えてきますが 4個ボタンを外します


LCDの枠と筐体の隙間に爪をねじ込み 

また強引に引き裂けば↓LCD部と筐体を分離できます

  ネジ2本のみでココまで分解できます、
両面テープは使っていません、全部パッチン留めです。


またケーブルは外さなくてもココまで開きます
メンテ性も良好です。

WiFiのアンテナは右側面と左側面で計2本
 

WWANのアンテナは上面と右側面で計2本

  サービスショット
  サービスショット
  サービスショット
  WiFiのカード

緑の線はGPS

WiFiモデルはGPSは機能しません
 スペックにはGPSの文字がありますが WiFiモデルはサポートされません。
 IBMのサポートにも聞きましたが「3Gモデルで有効なSIMが入っていないとGPSはサポートされません」と事です。
 ナビを起動させてもWiFiモデルは ずーと「GPS検索中、、、」のままですので待っても無駄です。
 
  マップやナビをみる時は 多分何らかのインターネットに繋いでいると思いますので
 WiFiの位置情報でおよその(20mぐらいはずれる)位置は表示します。が残念です(IdeaPad A1はGPSは問題なく機能します)

  LCDケーブルなど
  スピーカは1個
  SIMカードスロット近傍
  WiFiカードの隣にWWANの空きスロット有り
 

憶測ですが
ワイヤレスWANはGobi3000が入りそうです

このアンドロイドはテザリング機能もありますので

3Gモデルがいずれ日本でも発売されれば利便性がUPします。

  前面カメラと電源スイッチなど
  前面カメラのアップ
  背面カメラをめくってみた様子
  ペンを収納するスペースと
ThinkPadの赤いランプ用の光の道


上面の大きなアンテナはWWAN用
  WiFiカードを外したところ
  真ん中の蛍光灯が写りこんでいる黒い物体がバッテリパック

バッテリパックはユーザーでは交換不可です。
  サービスショット
  全面カメラ と 周辺光センサ
  起動時またはサスペンド時にマイクロUSBを挿し 

充電している時だけThinkPadのiの点が光ります。


シャットダウン後の充電時には光りません

  拡大

シャットダウン時には光りません
  背面
  物理的なスイッチ と 下面のアップ

物理的なスイッチの他に LCD内にソフト的なタッチボタンが有ります

戻る、ホーム、ウインドウの切り替え、ランチャー など

  シャットダウン後 

マイクロUSBを挿し 

充電が始まると10秒ぐらい表示される絵

レノボさん→もう少しクールでThinkPadらしい絵にして下さい

(反射して映ってしまっているのは天井のエアコンの噴出し口です)

     
  SDカードは挿していなくても 

シャットダウン→起動後にスキャンするMcAfee 
1分以上掛かります(16Gモデル)

アンドロイドはいわゆるCドライブがSDカード(オンボードのSSD)です。

     
  やっぱり比べてしまいました

ThinkPadTablet と iPad1です
  ThinkPadTablet と iPad1です

厚さはほぼ同じ

     
     


 




 


ThinkPadは↑から購入できます。
ThinkPad Love TOP

メモリは中部ノートセンターへ
ibmpc.jp